中国本土の通信キャリアを書き並べてみる
中国の通信キャリアは、よく似た名前のものが分離と結合を繰り返しながら存続している。正直ちょっとややこしい。
- 中国電信 (CTC, China Telecom)
国際通信 + 本土南における固定回線事業を主とする通信事業者 - 中国聯通 (CUTC, China Unicom)
国際通信 + 本土北における固定回線事業を主とする通信事業者 - 中国網通 (CNC, China Netcom)
かつて本土北での事業を主とした固定回線系の通信事業者 (中国電信から分離して誕生→後に中国聯通に合併) - 中国移動 (CMCC, China Mobile)
中国本土での移動体通信事業を主とする通信事業者
- 中国移動 (CMCC) : 中国移動の本土本社
- 中国移動インターナショナル (CMI) : 中国移動のグローバル事業会社
似ているが異なるものとして
- 中華電信 (CHT, Chunghwa Telecom)
こちらは台湾における最大の通信事業者(元国営)
また歴史的な事情から、もっとも有力なキャリアである中国電信と中国聯通間の相互接続が弱い。これは俗に「南北問題」と言われる。