久しぶりに Pomodoro に頼ったら思ったより良かった話

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最近全く自分の仕事に集中できていないので、久しぶりに Pomodoro Technique に頼ってみた。んで久しぶりに Reasonable Amount な成果が出せた気がする(カスの呼吸)ので、感想を書いておく。

ポモドーロの重要な効果は「一気呵成にやりすぎない」ことだと思い込んでいたが、改めて使うと2つの点で大きな意味があった。

ペースメイクを意識させ、集中を持続させる

テックの人間によくある話だが、我々は自分の集中したいことを見つけたときに一気呵成に取り組んでしまい、体力を燃やし尽くすことがよくある。 これは一時的に高いアウトプットピークが得られるが、継続性が無い。

ポモドーロ・テクニックは継続性のあるペースメイクを強制して、最終的な成果量を最大化する。

取り組むタスクを選択させ、無関係な物事へ意識を分散させない

今日まで忘れていたのだが、ポモドーロ・テクニックには以下のルールがある

  • そのポモドーロ(周期)で達成しようとするタスクを予め選び、それに集中して取り組む
  • ポモドーロが途中で中断された場合は、はじめから新しいポモドーロを開始する
  • 『他人を気にしたりしてタスクを中断することは「内的中断」であり、さほど重要でないことをやっており、そもそもの目標設定が適切でないことに原因があるとしている』 (Wikipediaより引用)

これを覚えておくことで、メール・チェックやテックニュースの閲覧など、よくある「そういえばやっておきたかったこと」を 「このポモドーロででこなす必要はない」 と遠ざける理由が生まれ、そのとおりに判断できた。これが非常に効率を向上させている。

言い換えれば、今日まで私は目標に無関係で、かつ個人的に興味がある物事に寄り道し過ぎていたようだ。そのとおりだと思う。

その他の雑感

ポモドーロ・テクニックは、タイマーさえあれば実施できる。今日は Aesthetic Pomodoro Timer を利用した。雰囲気のいい画像とBGMもあって気分が良い。

ただ個人的には、タイマーを確認するためにウィンドウを入れ替えたりとか、作業中に誤ってタイマーを閉じてしまうような環境はあまり愉快ではない。スマートフォンでアプリを使うとなると、操作のたびに認証を解除するのがやっかいだし、まずスマホは誘惑の塊だ。物理的な専用タイマーが欲しいが、案外高価だったりする。

私のペースとしては、25min (work) + 5min (short break) + 10min (long break) はあまりフィットしない。 集中力が継続的に持続するのは 23min (work) + 6min (short break) + 14min (long break) 程度だろうか。キリが悪いほうが意識を切り替えやすい。

最大の敵は割り込みタスクだ。ジョブキューの中に突っ込んでおけば済むような低優先度の割り込みタスクならばいいのだが、 取り組んでいるジョブよりも優先度が高いものが来て、それが40分とか消費してしまうようなものだと、ポモドーロ自体が成立しなくなる。大人はつらい。