Joe's Own Editor (joe) でデフォルトの Word wrap を解除する
Joe's Own Editor (joe) で、「その他のファイル」にデフォルトで設定されている word-wrap を解除する方法について。
Symptom
joe は自分が「ソースコード」だと知っている拡張子のファイルについては word-wrap を無効化しているが、その他のファイルについてはデフォルトで word-wrap が有効化されている。
crontab などを編集する場合に不意に word-wrap が発動してしまうと使いづらいので、これをデフォルトで無効化する。なお word-wrap が必要になればオンラインで有効化できる。
Resolution
https://wiert.me/2021/09/17/user-manual-joes-own-editor-word-wrap-and-formatting/ を参考にした。
ftyperc
(ファイルタイプ毎の設定)をホーム配下にコピーmkdir ~/.joe cp /etc/joe/ftyperc ~/.joe/
ftyperc
を開き、その他のファイル タイプに対する設定を編集する
[not_text]
に設定されている-wordwrap
を削除するNot a text file [not_text] File name with '.'? It's probably not a text file. *.* -wordwrap # <-- これを消す
Appendix
前述のとおり、デフォルトで無効化した後も必要に応じて word-wrap を有効化できる。joe モードなら ^T
、 jmacs モードであれば ^[^[
(Esc 2回) で設定メニューが現れるので、 W Word Wrap
を選択すればいい。
ちなみに word-wrap 機能自体はインデントやコメント記号を自動的に付与してしてくれるもので、実は結構有能だったりする。
実際に改行を挿入する word-wrap ではなく視覚的な折り返しが欲しいのだが、そのような機能は実装されていないかもしれない。