目の疲れへの諸対策とLEDシーリングライトの寿命について
こちらは雑談エントリだ。
ここ最近尋常でなく目が疲れるようになったので、その原因と対策について考えている。
もともと情報技術系エンジニアであるので目が商売道具なのだが、おおよそ3ヶ月ほど前から目の疲れが断然酷くなった。まあ30歳も過ぎれば肉体の諸所にガタツキが出てくるものだが、とは言えパフォーマンスがなるべく下がらないよう調整していきたい。
Solutions
ひとまずは目の疲れを減ずる方法を探してみよう。
ターミナルの文字サイズを上げる
私はアンチエイリアスの効いたベクターフォントでコードを見るのが大ッ嫌いだったので、ずっと BDF UM+ OUTLINE という 史上最高 のビットマップフォントをそのままトレースしたTTFフォントを使っていたが、これは文字サイズがやや小さい(※6x12ドット)ので、ついにベクターフォントに移行した。
ビットマップフォントのように、なるべく細いウェイトでありながらもコントラストの高くてくっきりしたものを求めて彷徨ったが、ひとまず Input Font に落ち着いている。
画面の色温度を下げる
ディスプレイの色温度を下げてみた。これは効果があるかわからないので、少々観察してみよう。
ホットアイマスク
疲れてしまった目を癒す方法としてホットアイマスクを購入した。
ホットアイマスクには大別して2, 3種類あるようだが、ここでは電子レンジ加熱タイプの「あずきのチカラ」と自己発熱タイプの「めぐりズム」を試すことにした。
「あずきのチカラ」はお手玉のように小豆が入った布袋で、それを電子レンジで20-30秒程度加熱することで繰り返し使えるようになっている。目に乗せると重量感を感じて心地よいし、サイクルコストが低いのもいい。ただし持続時間は5分程度だし(睡眠前にはちょうどいい)、「電子レンジでの加熱にムラが出る」という欠点もある(ウチの電子レンジがタコなせいだけど)。
「めぐりズム」はホッカイロのように発熱するタイプで事前準備が要らない。20分程度の持続力も目を休めるのにちょうどいい。こちらの欠点としては目との密着感の薄さがあり、メガネのように耳にバンドで引っ掛けるのだが、どうしても目から浮いてしまう。
最終的にはめぐりズムの上にあずきのチカラ(非加熱)を乗っけるという使い方に落ち着いている。
外に出て遠くを見る
そもそも私は部屋にいると大抵PCかスマホか本を見てしまうので、それはつまり目の焦点を目の先45cmからほとんど動かさずに生きているということだ。
例えば「近くと遠くを交互に見る」というのは動体視力を鍛えるために有効な手段のひとつである。つまり目の焦点を動かすことで、眼球機能の劣化を抑えることができるのではないだろうか?
そうでなくても景色だけを眺めて過ごすような時間は子供の頃よりとても少なくなった。たまには外に出て過ごしたい気持ちはあるけれど、とかくこの季節は寒すぎてしんどい。
なおスマホを見ずにリラックスする休憩方法について知人とともに色々検討したところ、結局「酒」か「タバコ」が最適解となった。もはや健康とは何なのか。
原因? (LEDシーリングライトの寿命について)
この話について同僚と雑談していたときに、ふと部屋を見て気づいたことがある。 ──そもそも部屋が暗くなったりしてはいないか?
ここで天井照明(LEDシーリングライト)の寿命と照度の低下について思い至った。Google先生によれば、LEDシーリングライトの寿命は一般的に10年という記載が多い。これは正確には「照度が導入当初の70%に低下するまでの点灯時間が40,000時間であることから、1日あたり10時間点灯した場合はおおよそ10年」という計算のようだ。
しかし令和は在宅勤務の時代である。私も例に漏れず平日の大半を自宅で過ごしていて、1日6時間睡眠とすれば残りの18時間は照明を点けている。仮に土日などの外出を考えても、ラフに平均化すれば16時間程度は点灯させているだろう。
これを再計算すると 40,000 (hours) / 16 (hours/day) / 365 (days/year) = 6.85 (years)
なので、実際には7年足らずで70%に低下することになる。この時点で想定より3年以上も早いわけだが、そもそも3割も照度が落ちれば交換すべきという話なら、実際は80%程度まで下がった時点で目に影響があってもおかしくない。
というわけでひとまずシーリングライトの交換を計画している。交換品としては、演色性と明るさとリモコンのダサさに定評のある、日立の「まなびのあかり」搭載モデルを選んだ。そもそもモデルが違うので定量的な判断は難しいが、ひとまずカメラの露出計などを用いて交換前後で照度の差を測ってみようと思う。
(2023/02/07)
「文字サイズを上げる」「遠くを見る」の組み合わせは効果があるように感じた。目が疲れてピン合わせが困難になる事態は文字サイズを上げたことで減ったし、定期的に外に出て遠くを見ることで持続的に疲労を少なく保つことが出来る。アイマスクより良いかもしれない。「ディスプレイの色温度を下げる」も楽になっているような気はするが、これはプラシーボとの判断が難しい。まあ感覚的にメリットを感じているのでしばらく続けてみたい。
(2023/02/27)
原因のひとつを切り分けた。これまでは天井のシーリングライトに向かい合う方向で机に座っていたが、これによってシーリングライトの光が目に刺さっていたらしい。よくMLBの野手は太陽光が反射して目に入らないよう目の下を黒く塗っているが、それと同様の事態が生じていた訳だ。
(2023/03/17)
シーリングライトの交換で照度がかなり上がった。これだけでも楽になったが、さらにディスプレイを一枚に減らしたことで劇的に眼精疲労が減った。これまでメインディスプレイの隣に(PCスタンドに乗せた)ノートPC本体を設置しており、そちらのディスプレイも併用していた。このノートPCのHiDPIディスプレイを横目に見るのが相当な負担になっていたようだ。
正面視野の範囲外にディスプレイを置くのはあまり良くないのかもしれない。縦配置でも試してみようと思う。